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ROLEX SUBMARINERのオーバーホール

先日お預かりしたROLEX SUMBARINERのオーバーホールの様子をご紹介します。

まずは外装の状態と機能的な問題がないか調べていきます。

カレンダーの早送りはできるか、針はスムーズに動くか、変な音がしないか等、細かくチェックします。

特に問題がなければ裏蓋を開けます。

こちらは自動巻き機構を構成する部品のみを外した様子。油切れがないか、汚れがないかを確認していきます。

この時計は油が切れていることがわかりました。前回のオーバーホールが約5年前であったあめ、オーバーホールをする良いタイミングだったと思います。

中の機械(ムーブメント)を外した状態です。

一つ一つの部品の状態をチェックしながら、全て分解し終えました。今回は部品の摩耗や破損はありませんでしたが、ある場合は新品の部品と交換します。

分解した部品を刷毛で洗った後、超音波洗浄機でさらに洗浄していきます。

洗浄が終わると、組み立てです。油が必要な箇所を注油しながら組み立てていきます。

組み立て完了です。組み立てが終わったら、時計の精度の調整やバンドの磨き、防水検査を行います。

当店では最大20気圧まで検査することができます。20気圧以上の防水検査となると、メーカーに出すようになります。

最後に、時計が何時間動くかチェックし、問題なければ発送となります。

オーバーホールは基本的には約1ヶ月で納品となりますが、時計のお預かり状況によっては2ヶ月ほどお時間をいただく場合もあります。