当店では防水検査をする際、この機械を使っています。
20気圧まで検査ができてとても優れた機械なのですが、「どれだけの気圧に耐えれるか」はわかっても、エラーの際「どこから空気が漏れているか」を知ることはできないのです。
例えば、5気圧防水と書かれている時計の防水性能を調べる際、この機械に入れて5気圧でチェックし、合格であればそれで終わりなのですが、問題はエラーが出たとき。5気圧の防水性能がないとわかった際に、時計のどこを点検すればいいのか...
そんなときに役立つ機械がこちらです。
これは、透明のタンクのようなところに水と時計のケースを入れて、どこから空気が漏れているか調べる機械になります。
以下の動画をご覧ください。
時計の裏蓋から多くの気泡が出ていることから、裏蓋周りが防水検査エラーの原因だったことが判明しました。
中に入っていた裏蓋のパッキンが劣化していたり、サイズが合っていない場合にこのようなエラーが起きてしまいます。
こちらの時計は、もともと入っていたパッキンを、純正の新品パッキンに交換することで防水検査OKとなりました。